こんにちは、スズロウです。
僕も以前から資産運用に興味はあったんですが、投資というと一部の資産家がやっているイメージが強く、あまり身近に感じませんでした。
今回紹介するアプリの中には、AIが最適な投資を行ってくれる優れたアプリや少額から無理なく始められるものもあり、初心者でも気軽に資産形成を楽しむことができます。
まずはAI投資での資産運用から始め、慣れてきたら本格的な投資にステップアップするのもアリですね。年齢問わず、しっかりとした資産運用の知識を得て、実際に行動する事は将来的に有益な事だと思います。
投資デビュー、本気で考えています。
少額投資アプリとは
スマホアプリから少額投資ができるサービスが増え、投資初心者にとって資産運用のハードルはますます低くなりつつあります。
投資や資産運用に特化した投資アプリを使えば、24時間どこでもスマホの操作だけで、株式やFX、仮想通貨などさまざまな商品を手軽に取引できるのが最大の魅力です。
メリット
- リスクを最小にスタートできる。
- 株式投資を実践的に学べる。
- 株価が高い会社の株が買える。
デメリット
- 投資金額が少額の時は、利益が大きくなるのに時間がかかる。
- 取扱商品が限られている。
- NISAやiDecoを利用できないケースもある。
WealthNavi(ウェルスナビ)
image source:Wealth Navi
「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、ロボアドバイザー(コンピューターによる投資分析)による預かり資産・運用者数で業界トップの投資サービス。年齢や年収などの6つの質問に答えると、AIが適した運用スタイルを診断してくれるのが特徴です。
このAIは、1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏が提唱した「現代ポートフォリオ理論」を用いて資産運用を行っています。
この理論は、世界の機関投資家や富裕層が資産運用を行う際によく用いるスタンダードな方法だといわれています。
資産運用といっても、資産分配や金融商品の決定、再投資、さらに税金の最適化など、初心者にはハードルが高いものですが、ウェルスナビではそれらの取引をすべてAIが行ってくれるため、提案された運用プランを確認するだけの楽々運用が可能となります。
ロボアドバイザーが選定した株式や債券、金、不動産など、世界50ヶ国・12,000銘柄に分散投資が行われるため、投資リスクを軽減することができます。
また、NISAの非課税メリットを活用しながら、世界水準の「長期・積立・分散」投資を「おまかせ」で行うことができる「おまかせNISA」というサービスもあります。
AIは、設定にしたがって機械的に運用してくれますが、他の投資サービスと同様に元本保証はなく、下落相場になった場合は損失が発生する可能性もあるため、注意が必要です。
投資金額は10万円からとなっており、手数料も1.1%と他の投資サービスと比較すると、やや高めに設定されていますが、税負担を自動で最適化する「DeTAX」やリバランス機能など節税に関する機能が搭載されている事を考えると妥当かもしれませんね。
おすすめポイント
- 現代ポートフォリオ理論を用いた資産運用。
- 感情に左右されずに機械的に運用できる。
- 全体の手数料が1%、各取引の手数料が無料。
- 投資を学ぶためのコラムや市況分析が充実している。
1万円から運用できる「THEO」
image source:THEO
「THEO(テオ)」は年齢、年収、金融資産額、毎月の年収、いくらからTHEOで始める、といった5つの項目に答えるだけで、AIが231通りある運用プランの中から、自動的にユーザーにあった決定をして運用してくれるアプリです。
この運用のアルゴリズムは、経済学者で京都大学の教授である加藤康之氏と世界最大の資産運用会社ブラックロック出身のスチュワートボックス・マット氏が監修しています。経済学のプロと資産運用のプロがタッグを組んで監修しているだけに、期待が高まります!
テオは86ヵ国11,000以上の銘柄に分散投資することで、リスクを低減しながら可能な限り大きなリターンを得る運用を行なっています。ウェルスナビに似ているサービスですが、ウェルスナビの最低投資額が10万円なのに対し、テオは1万円から投資を始められるのが大きな違い。まずは少額から投資を始められます。
利用には投資一任契約の締結と、提携金融機関のSMBC日興証券の口座開設が必要。
おすすめポイント
- 投資のプロによるアルゴリズム監修。
- AIによる下落リスクの軽減。
- 一人ひとりに合った最適な運用。
- 1万円から投資を始められる。
おまかせ投資とテーマ投資の「FOLIO」
image source:FOLIO
「FOLIO(フォリオ)」のROBO PROは、AIによる「おまかせ投資」が可能な投資サービスです。
フォリオのAIも、前述したノーベル経済学賞受賞した現代ポートフォリオ理論に基づくアルゴリズムで運用しています。自分で資産運用を行う場合、計画を立て、金融商品を選定しそれらを購入、運用状況を日々モニタリングし、必要に応じてメンテナンスしなければなりません。そうした手間をAIロボアドバイザーがすべてを自動で対応します。
このAIによる資産運用をフォリオでは「おまかせ投資」といい、安定運用、堅実運用、バランス運用、積極運用、チャレンジ運用の中から、最適のプランを提案してくれます。
AIによる先読みの仕組みとしては、マーケットデーターを40個以上集めて、AIで分析する事によって相場の先読みを可能にしています。
また分散投資が基本のスマホ投資の中でも、フォリオは「テーマ投資」と呼ぶ独特の投資を行っています。投資を行う場合、通常は投資家が投資したい企業を選びます。ところがフォリオでは、応援したい分野や将来性を感じるビジネスなど投資したいテーマで選ぶことができるのです。
テーマを選ぶとプロが厳選した企業に分散投資します。扱うテーマは「ドローン」「京都」などさまざま。初めて投資を行う人向けの「ミニテーマ」なら、1万円台から投資を始められます。ただテーマ投資はAIの自動運用ではありません。おまかせ投資で運用の流れをつかんでから挑戦するのがよさそうです。
おすすめポイント
- AIの方がより広範なデーターを分析できる。
- 冷静に判断し実行できる。
- ニュースや感情に振り回されない。
- 機械学習によって、日々運用が進化している。
楽天証券「i SPEED」
image source:楽天証券 i SPEED
楽天証券は総合口座数が700万口座を超える証券会社。特に投資未経験の方から支持されている傾向があり、口座開設者の75%が投資未経験です。
ユーザーの年齢も幅広く、20代以下~60代以上まで様々な人が楽天証券の口座を所有しています。
また、アプリの使用感は初心者でも非常に使いやすくなっていて、国内外の株式を最大2,000銘柄をお気に入り登録し、値動きをチェックすることが可能です。
チャートに15種類のテクニカルやトレンドラインなどの描画ツールを利用でき、かんたんにチャート分析を行える他、アルゴ注文機能が搭載されているのが最大の特徴です。
はてな
アルゴ注文とは、事前に登録した条件に合致したときに自動で注文が発注される機能です。画面に沿って入力するだけなので、初心者でも簡単に登録できます。
おすすめポイント
- 新規口座開設数4年連続No.1!
- アルゴ注文機能が搭載されている。
- 取引金額100万円まで手数料0円!
- 楽天銀行・楽天カードと連携でお得に取引。
- 楽天ポイントで株が買える。
- iPhoneと連携してApple Watchで通知が受けられる。
PayPay証券
image source:PayPay証券
元々は「One Tap Buy」の名称で展開していたサービスで、2021年からPayPay証券に商号変更されました。商号を変更しても、スマホのタップ操作で簡単に買付ができるというコンセプトは残っています。
証券口座に送金手続きをせずに株式や投資信託の決済ができる「おいたまま買付」というサービスがあります。対象金融機関の銀行口座に残高があれば、その場で買付ができるという便利なサービスで、みずほ銀行やゆうちょ銀行などの提携銀行の他に、ドコモのd払い残高やソフトバンクカードのチャージ残高も設定可能です。
PayPay証券の国内個別株の取扱銘柄数は、160銘柄(2022年1月時点)となっています。日本の上場企業が3,800を超えていることを考えると、取扱銘柄数としては少ないと言えますが、任天堂やキーエンスなどの人気株や米国株は少額であっても投資の実感が得られるでしょう。
おすすめポイント
- 累計180万DL突破の人気アプリ!
- カンタン3ステップで株が買える。
- 日米の有名企業株を厳選したラインナップで初心者におすすめ。
- どの銘柄でも株価に関わらず1,000円からと、少額投資ができる。
- 投資の知識を漫画で学べる。
LINE証券
image source:LINE証券
LINE証券は、スマホで簡単に株式投資ができるサービスです。日常的に利用するコミュニケーションツール「LINEアプリ」から直接アクセスすることができ、投資に親しみやすい設計がされています。
LINE Payを使えば入出金も簡単なので、LINEユーザーにとっては使い慣れたアプリで投資が完結します。口座開設までは最短翌営業日とスピーディーなのもメリットです。
LINE証券の「いちかぶ」は単元未満株のサービスで、数百円から投資が可能です。まとまった資金がなくても、お小遣いの範囲で投資を始められます。ただし「いちかぶ」の対象はおよそ1,500銘柄であり、すべての銘柄ではない事には注意が必要です。
おすすめポイント
- スマホ証券利用率No.1!
- 登録後、LINEのアプリから簡単に株が買える。
- 現物取引の手数料は業界最安水準。
- 1株数百円 〜 購入できる。
- LINEポイントで株や投資信託の購入ができる。
- お得に株が買えるイベントやキャンペーンがある。
SBI証券
image source:SBI証券
SBI証券の株アプリは、 銘柄検索のしやすさや銘柄数の多さが特徴です。将来的な値上がりが期待できるIPO銘柄の取扱数は、証券業界でもダントツの117社。
銘柄は財務情報やテクニカル指標を使った検索やキーワード検索が可能で、結果を一括で登録することもできます。
横向きの画面にも対応したチャートは見やすく、トレンドライン機能も利用可能で、サブチャートが2つ表示できる比較チャートも分析に役立ちます。
株価に変動があれば知らせてくれるプッシュ通知機能があるので、売買チャンスを逃しません。取引スタイルに合わせて使いこなせるアプリで、スピード注文などの項目設定があるのも魅力です。
マーケットページの表示内容やトップ画面を、あなたの使いやすいようにカスタマイズできます。 登録可能数が1万件と、他社アプリに比較して非常に多いのも高評です。株主優待情報検索もできます。取引履歴などを自動で記録して、集計やグラフ表示などが可能な投資管理サービス「myTrade」もPCとアプリ間で連携が可能です。
おすすめポイント
- 国内取引シェアNo.1!
- トップ画面やマーケットページの表示をカスタマイズできる。
- キーワードから銘柄を検索して、一括で登録できる。
- 取引履歴を自動的に記録・集計・グラフ表示できる。
- 取引でポイントが貯まり、ポイントを使って投資信託を買付できる。
CONNECT
image source:CONNECT
大和証券グループが手掛ける投資アプリです。毎日100円から積立ができる「まいにち投信」を利用でき、投資信託に少額投資をしたい方に適しています。「まいにち投信」はつみたてNISAにも対応しており、非課税のメリットも活かせます。
単元未満株の買付ができる「ひな株」も用意されています。国内有名企業の株式を少額で買えますが、対象となるのは約330銘柄(2021年11月時点)と限られています。
おすすめポイント
- 上場企業の株式を1株から購入可能。
- クーポン利用による業界最低水準の手数料体系。
- 貯めたポイントを活用して運用を疑似体験できる。
- 貯めたポイントは、実際の株式にも交換可能。
ferci
image source:ferci
ferci(フェルシー)とは、マネックス証券が提供する、投資機能とSNS機能を搭載したアプリです。注文方法の指定や価格の入力は必要なく、欲しい株数を入力すればすぐ買えるので、初心者でもなじみやすいでしょう。単元未満株にも対応しているので、1株から少額投資ができます。
SNS機能を使って他の投資家とつながることができ、相場や銘柄などについて話し合えます。投資は自己責任ではありますが、ときには他の投資家の意見を参考にするのもよいでしょう。
ferciで注意すべきなのは、Androidに対応していない点です。現時点ではiPhone版のみの提供となっています。
おすすめポイント
- 1株から取引できる。
- 初心者でも使いやすい画面設計。
- 口コミから銘柄を探せる。
- 他の投資家との交流も可能。
StockPoint(ストックポイント)
image source:StockPoint
StockPointは、口座開設や入金をせずにポイント運用ができるアプリです。アプリを使ってポイントをまとめ、好みの商品を選んで投資します。初めて投資に触れる人や、ポイントで気軽に株式購入をしてみたい人にぴったりのサービスです。
ドットマネー、永久不滅ポイント、エムアイポイントと提携しており、これらのポイントをStockPointに交換することで運用をする仕組みです。
ポイント運用をする株式銘柄は170銘柄から選べます。なおPontaポイントを使って投資ができる、「StockPoint for CONNECT」もあります。
注意点としては、ポイント交換の際に手数料が発生することです。たとえばドットマネーを100ポイント交換すると、5ポイントが差し引かれて95ポイントになります。
おすすめポイント
- ポイント運用だけなら、口座開設なしで気軽に始められる。
- 複数のポイントを集約して株式投資を楽しめる。
- 投資が学べる。
- 株式への交換には、SBI証券の口座開設が必要。
おつりで投資できるアプリ『マメタス』と『トラノコ』
おつり投資は買い物で生じたおつり部分を投資に回すというサービスです。
利用者は予めアプリとクレジットカード又は電子マネーを連携し、設定金額を登録。その後カードで買い物をすると「設定金額 ー 買物額」の差額が投資に回されるという仕組みになっています。
image source:マメタス
先に紹介しましたウェルスナビのもう1つの投資サービスである「マメタス」は、クレジットカードや電子マネー決済によるおつりを利用した投資サービスです。資産運用はウェルスナビのAIロボアドバイザーが行います。
家計簿アプリ「Moneytree(マネーツリー)」と連携しており、こちらのアプリをダウンロードし、利用明細を取得することで自動的におつりを運用に回してくれます。投資対象は海外で、AIロボアドバイザーが世界中のETF(上場投資信託)に最適な形で分散投資を行います。
1回あたりの投資額が小さく、投資をするためにお金を用意するわけではないため、無理なく投資できるのが魅力と言えるでしょう。毎日の出費から、無理なくコツコツと運用を始めたい人にぴったりの投資アプリです。
おすすめポイント
- おつりを利用した投資が可能。
- 1万円からロボアドバイザーサービスが利用できる。
image source:トラノコ
こちらも「マメタス」と同じで毎日の買い物で発生したおつりを、世界に分散投資できるアプリです。
トラノコのアプリに、クレジットカードやAmazonなどのショッピングサイトを登録しておくことで、計算されたおつりを投資に回すことができます。
おつりの計算の設定は、100円単位・500円単位・1,000円単位の3段階で設定可能。設定金額から自動計算されたおつりが、投資に回る仕組みです。全て投資に回したくない人は、
買い物の度に投資に回すかどうか選択することもできます。
また、自動でおつりを投資に回す設定にしていても、月の上限額を設定できるので、想定以上に投資に回ってしまう心配もありません。
nanacoやANAマイレージバンクのマイルなど、多くの外部ポイントと提携しているので、有効期限切れになりそうなポイントを投資に回して有効活用することもできます。
安定重視、バランス重視、リターン重視の3種類のファンドの中から投資したいファンドを選ぶと、プロが運用してくれます。
注意点として、手数料が月額300円、運用報酬が年率0.33%かかります。
おすすめポイント
- おつりを利用した5円からの超少額投資が可能。
- ポイントやマイルを利用した投資も可能。
- 3つのファンドから運用先を選択できる。